“転任”の読み方と例文
読み方割合
てんにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京にいることになれば位置いちが低くても勉強ができる、なるべく非職ひしょくなどいう辞令じれいを受け取らずに、転任てんにんしたいものだ、めしくってすぐとでかけよう。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
生徒たちは先生を呼ぶのに名をいわず、男先生、おなご先生といった。年よりの男先生が恩給おんきゅうをたのしみにこしをすえているのと反対に、女先生のほうは、一年かせいぜい二年すると転任てんにんした。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)