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おく
併し
些しの米を京都に
輸ることをも
拒んで、
細民が大阪へ
小買に出ると、
捕縛するのは何事だ。
己は王道の大体を学んで、功利の末技を知らぬ。
また西北原及び北原からインドへ
輸り出す羊毛及びヤクの尾等は皆
此市へ持って来まして、単に
此市を
継場としてパーリーの方へ
輸り出すものもあれば
これら外商はインドへ馬を
輸って莫大に贏けたが、
旨い事ばかりはないもので、随分危ない目にも逢った。
されどホラチウス・コクレスが戰ひし處には、今
筏に薪と油とを積みてオスチアに
輸るを見る。されどクルチウスが炎火の
喉に身を投ぜし處には、今牧牛の高草の
裡に眠れるを見る。アウグスツスよ。
金帛を以て謝することの出来ぬものも、米穀
菜蔬を
輸って
庖厨を
賑した。後には遠方から
轎を以て迎えられることもある。馬を以て
請ぜられることもある。
またシカチェ辺の商人が
此市へ来て買うて
輸り出すもあるです。