トップ
>
転倒
>
てんどう
ふりがな文庫
“
転倒
(
てんどう
)” の例文
旧字:
轉倒
転倒
(
てんどう
)
して
縊
(
くび
)
れて死んだ事であると分ったので事果てましたから、死骸はまず佐十郎方へ引取らせて、野辺送りをいたしました。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
転倒
(
てんどう
)
しても気は
確
(
たしか
)
で、そんなら、振切っても
刎上
(
はねあが
)
ったかと言えば、またそうもし得ない、ここへ、」
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
見たものの話でござりますが、これを一目の時、震え上って、すぐに地震、と
転倒
(
てんどう
)
いたしましたそうで、ここで誰も大地震の
前触
(
まえぶれ
)
を、
虚言
(
そらごと
)
とは思いませんようになりました。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
富「それア、それア
私
(
わし
)
が
転倒
(
てんどう
)
致した」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
今のきゃあ!で
転倒
(
てんどう
)
して、わっ、と云うて山の根から飛出す処へ、胸を
頭突
(
ずつき
)
に来るように、ドンと嘉吉が
打附
(
ぶつか
)
ったので、両方へ間を置いて、この街道の
真中
(
まんなか
)
へ、何と、お前様
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
転倒
(
てんどう
)
している最中、どんな拍子で我知らず持って立って、落して来ないとも限らんから、念のため捜したものの、誰も開けない次の
室
(
ま
)
へ行ってるようでは、何かが
秘
(
かく
)
したんだろうから
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
三昼夜麻畑の中に
蟄伏
(
ちっぷく
)
して、一たびその身に会せんため、一
粒
(
りゅう
)
の
飯
(
いい
)
をだに口にせで、かえりて湿虫の
餌
(
えば
)
となれる、意中の人の窮苦には、泰山といえども動かで
止
(
や
)
むべき、お通は
転倒
(
てんどう
)
したるなり。
琵琶伝
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“転倒”の解説
転倒
転倒(てんとう、顚倒)とは、たおれることである。
(出典:Wikipedia)
転
常用漢字
小3
部首:⾞
11画
倒
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
“転”で始まる語句
転
転婆
転寝
転覆
転訛
転々
転輾
転生
転嫁
転手古舞