“踏分”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふみわけ50.0%
ふみわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おさへたりと云ふに左京は是をきいて大いにいぶかり我々は大雪を踏分ふみわけさむさをいとはずふもとへ出てあみはつても骨折損ほねをりぞんして歸へりしに貴殿は内に居てあたり乍ら千兩程の大鳥を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
駈拔かけぬけんとて皆々駈出しやがて三里の松原に出で大勢の雲助共今や來ると彼方此方かなたこなたひそみ手ぐすね引て待伏たり半四郎はかみならぬ身の夢にも知ずたどり/\て道芝みちしばつゆ踏分ふみわけつゝ程なくも三里の松原へ差懸るに木の間の月は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
山清水やましみずがしとしととこみち薬研やげんの底のようで、両側の篠笹しのざさまたいで通るなど、ものの小半道こはんみち踏分ふみわけて参りますと、其処そこまでが一峰ひとみねで。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)