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賤
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あや
ふりがな文庫
“
賤
(
あや
)” の例文
此の家
賤
(
あや
)
しけれど、おのれが親の
五〇
目かくる男なり。
五一
心ゆりて雨
休
(
や
)
め給へ。そもいづ
地
(
ち
)
旅の御
宿
(
やど
)
りとはし給ふ。御見送りせんも
却
(
かへ
)
りて
無礼
(
なめげ
)
なれば、此の
傘
(
かさ
)
もて出で給へといふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
二七八
賤
(
あや
)
しき軒にかがまりて、生けるここちもせぬを、翁、豊雄にむかひ、
熟
(
つらつら
)
二七九
そこの
面
(
おもて
)
を見るに、此の
二八〇
隠神
(
かくれがみ
)
のために悩まされ給ふが、吾救はずばつひに命をも失ひつべし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
かく
二七
賤
(
あや
)
しき所に入らせ給ふぞいと
恐
(
かしこ
)
まりたる事。是敷きて奉らんとて、
二八
円座
(
わらふだ
)
の
汚
(
きた
)
なげなるを
二九
清めてまゐらす。
三〇
霎時
(
しばし
)
息
(
や
)
むるほどは何か
厭
(
いと
)
ふべき。なあわただしくせそとて
休
(
やす
)
らひぬ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“賤”の意味
《名詞》
(しず) 身分や地位が低いこと。又、身分や地位が低い者。
(出典:Wiktionary)
“賤(五色の賤)”の解説
五色の賤(ごしきのせん)とは、律令制の元で設置された古代日本の5種の賤民である。
近世の被差別民や近現代日本の被差別部落の直接的な起源であるとする説が存在するが、議論がある。
(出典:Wikipedia)
賤
漢検準1級
部首:⾙
15画
“賤”を含む語句
卑賤
下賤
賤民
賤女
山賤
賤夫
賤機山
賤業
賤婦
賤奴
賤家
賤人
老若貴賤
貴賤
微賤
貧賤
賤劣
賤陋
賤機
賤業婦
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