豆粉きなこ)” の例文
それでもいそがしいおつぎはあせながしながら茗荷めうがもち佛壇ぶつだんそなへた。それからべつ拗切ねぢきつたもち豆粉きなこともランプのもとかれた。與吉よきちすぐ座敷ざしきすわつてつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
これを、おかしなものの異名だなぞと思われては困る。確かに、豆粉きなこをまぶした餅である。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)