“きなこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黄粉84.2%
豆粉10.5%
黄豆粉5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
城外は砂漠で、砂粒は黄粉きなこみたいにこまかい。
狂い凧 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
むねや口のまわりには、田楽でんがく味噌みそだの、黄粉きなこだの、あまくさい蜜糖みつねばりだのがこびりついていて、いかに、かれの胃袋いぶくろが、きょう一日をまんぞくにおくっていたかを物語っている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
草餅の蓬よろしと、黄粉きなこつけ、食みつつきけば、いはけなの鵙や子の鵙。
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その暑気をふせぐには、七月二十九日に黄粉きなこの牡丹餅をこしらえて食うがよい。
廿九日の牡丹餅 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それを黄粉きなこにして、家中うちぢうのものに御馳走ごちさうするのが自慢じまんでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
確かに、豆粉きなこをまぶした餅である。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あぶらやさんをかけた男の子が胸をのしてみせる。あんこのついた指をしゃぶるものもある。鼻の頭へ黄豆粉きなこをつけているものもある。上唇についた黒ごまと鼻汁はなとを一緒になめているものもある。