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谷
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きは
ふりがな文庫
“
谷
(
きは
)” の例文
よんどころない会合の席で、皮肉な若手と頑固な上役に盃を押しつけられ、進退
谷
(
きは
)
まつて、彼は、粛然と膝を正し
美談附近
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
併しこの時は、門の扉は固く鎖してあり、稔麿は入ることが出来ない。その身は重傷であり、遂に進退
谷
(
きは
)
まつて、門外に自決したのである。この時、年齢二十四であつた。
大衆維新史読本:07 池田屋襲撃
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
独断に廃業などして、小千円の負債の為めに両親が訴へられても顧みない量見かと云ふ様な脅迫に及ぶ、婦人も実に進退
谷
(
きは
)
まつて、最後の書状を兼吉へ送り越したのです
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
夥
(
おびたゞ
)
しく御用金に手をつけ、進退
谷
(
きは
)
まつて——今から半年前腹を掻き切つて死んだのぢや
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
しかし其材料の扱方に於て、素人歴史家たるわたくしは我儘勝手な道を行くことゝする。路に迷つても好い。若し進退
維
(
こ
)
れ
谷
(
きは
)
まつたら、わたくしはそこに筆を棄てよう。
所謂
(
いはゆる
)
行当ばつたりである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“谷”の意味
《名詞》
(たに)両側を高地とし、それに垂直に低地が長く続く地形。
(出典:Wiktionary)
“谷”の解説
谷(たに、en: valley)とは、山や丘、尾根、山脈に挟まれた、周囲より標高の低い箇所が細長く溝状に伸びた地形。
(出典:Wikipedia)
谷
常用漢字
小2
部首:⾕
7画
“谷”を含む語句
谷間
山谷
熊谷
水谷
谿谷
長谷
谷川
渓谷
大谷
茗荷谷
小谷
塩谷
谷々
ヶ谷
桃谷
谷中
深谷
峡谷
小千谷
空谷
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