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『美談附近』
ふりがな文庫
『
美談附近
(
びだんふきん
)
』
川村節子さんは、未だ嘗て、人のせぬことをしたことはなかつた。それほど、目立つことが嫌ひであり、異を樹てるといふことに趣味はなかつた。 ところが、たつた一つ、今度といふ今度は、人のせぬことを、ついしてしまつた。夫の周作が不機嫌な顔をするのも無 …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「毎日新聞」1943(昭和18)年3月20日~30日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約18分(500文字/分)
朗読目安時間
約30分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
谷
(
きは
)
含嗽
(
うがひ
)
台詞
(
せりふ
)
畝
(
うね
)
管
(
くだ
)