調みつぎ)” の例文
この時代には、内政も漸く整ひ、人民に対し、初めて弓弭ゆはず調みつぎ手末たなすゑ調みつぎを課せられてゐる。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
男から弓端ゆはず調みつぎといって、弓矢でとった獲物えものの中のいくぶんを、女からは手末たなすえ調みつぎといって、つむいだり、織ったりして得たもののいくぶんを、それぞれ貢物みつぎものとしておめしになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
(末代までも御賄おんまかないの調みつぎの絶えないように)
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)