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詳
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くわし
ふりがな文庫
“
詳
(
くわし
)” の例文
「そう云うつもりでなければ、つもりでないようにもっと
詳
(
くわし
)
く話したら好いじゃないか」
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
余は真に此時まで
斯
(
か
)
く仔細に
看
(
み
)
て仔細に心に留る事の出来ようとは
自
(
みずか
)
ら思いも寄らざりき、不意の事柄にて不意に此時現れたる能力なれば我が心の
如何
(
いかん
)
を
詳
(
くわし
)
く
思見
(
おもいみ
)
る
暇
(
ひま
)
も無かりき。
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
よろしい、実際痛いものなら仕方がない、嘉門次ならなお
詳
(
くわし
)
かろうとそう決めた。
穂高岳槍ヶ岳縦走記
(新字新仮名)
/
鵜殿正雄
(著)
先
(
まず
)
先方で縁談が
調
(
とゝの
)
うか
否
(
いな
)
かを聞いて
詳
(
くわし
)
くは云わんで、
然
(
しか
)
るべき為になる
家
(
うち
)
ぐらいの事を云って、お前
行
(
ゆ
)
くか、はい参りますとぼんやりでも云ったら、そく/\姓名を打明けて云っても
宜
(
い
)
いが
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「社長、その頃の御生活を
詳
(
くわし
)
くお願い申上げます」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
「光景
覩
(
み
)
るがごとし……
詳
(
くわし
)
いなあ。」
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
詳
(
くわし
)
くは考うべき由なし。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
そう
詳
(
くわし
)
い事を調査しても、とても分りますまいと思いますので、ただ諸君がいろいろな方面でどんな風に働いていられるか、ざあっとその状況を目撃さしていただけばたくさんですから
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
詳
(
くわし
)
い事は追って東京で聞くとして、ただ
一言
(
ひとこと
)
だけ要領を聞いておこうか」
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
詳
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“詳”を含む語句
詳細
不詳
未詳
詳密
詳報
委曲詳細
詳説
詳記
詳細事
詳悉
安詳
詳敷
詳究
詳知
詳述
詳言
詳明
詳密精細
詳備
詳々
...