“不詳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふしょう60.0%
つまびらかならず20.0%
ふしやう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある日、四月二十五日の午後、少年連盟の上にとりかえしのつかぬ不詳ふしょうの事件がおこった。それはほんのささいな投げの遊戯からの衝突しょうとつである。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
不詳つまびらかならずいみなは俊良、あざなは基昌、梅泉又浣花道人とも号す。通称彦二郎。来舶清人稼圃江大来かほこうたいらいに学び、親しく其法を伝ふ。歿年闕く。右不取敢御返事申上候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
これも用法不詳ふしやうなれど、煙管きせるのラウの如きくだをば上より下へかたむみ、全体ぜんたいをば大なる西洋煙管の如くにし、噐中にものりて管より之をひしやに考へらる。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)