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討手
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うつて
ふりがな文庫
“
討手
(
うつて
)” の例文
むかしから、
落人
(
おちうど
)
は
七騎
(
しちき
)
と
相場
(
さうば
)
は
極
(
きま
)
つたが、これは
大國
(
たいこく
)
へ
討手
(
うつて
)
である。
五十萬石
(
ごじふまんごく
)
と
戰
(
たゝか
)
ふに、
切
(
きり
)
もち
一
(
ひと
)
つは
情
(
なさけ
)
ない。が、
討死
(
うちじに
)
の
覺悟
(
かくご
)
もせずに、
血氣
(
けつき
)
に
任
(
まか
)
せて
馳向
(
はせむか
)
つた。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
謀叛
(
むほん
)
の
聞
(
きこ
)
えありて
鎌倉
(
かまくら
)
の
討手
(
うつて
)
佐々木三郎兵衛入道西念としば/\
戦
(
たゝか
)
ひて
終
(
つひ
)
に
落城
(
らくじやう
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
討手
(
うつて
)
の大將、三位中將
維盛卿
(
これもりきやう
)
、
赤地
(
あかぢ
)
の錦の
直垂
(
ひたゝれ
)
に
萌黄匂
(
もえぎにほひ
)
の鎧は
天晴
(
あつぱれ
)
平門公子
(
へいもんこうし
)
の
容儀
(
ようぎ
)
に風雅の銘を打つたれども、富士河の
水鳥
(
みづとり
)
に立つ足もなき十萬騎は、關東武士の笑ひのみにあらず。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
討
常用漢字
小6
部首:⾔
10画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“討”で始まる語句
討
討死
討取
討入
討果
討伐
討殺
討合
討平
討論