トップ
>
触出
>
ふれだ
ふりがな文庫
“
触出
(
ふれだ
)” の例文
旧字:
觸出
いったん
触出
(
ふれだ
)
された法令をそうたやすく変えることはできない、御改新を阻止し得なかったのはおれにも責任があるから、この要屋の裁きを利用して
改訂御定法
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
今度の
触出
(
ふれだ
)
しについて、梟娘は
何
(
ど
)
うしてもいの一番に願ひ出なければならないのであつたが、その
家
(
いえ
)
が富裕であるので、親たちも遠慮して差控へてゐるのを
梟娘の話
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
是
(
こ
)
れまで新政府に出身しなかったのは、政府が鎖国攘夷の主義であるから
之
(
これ
)
を嫌うたのだ、
仮令
(
たと
)
い開国と
触出
(
ふれだ
)
してもその内実は鎖攘の根性、信ずるに足らずと
見縊
(
みくびっ
)
たのである
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
総縫金銀摺箔一切着
(
そうぬいきんぎんすりはくいっせつき
)
せ
申間
(
もうすま
)
じくという
旧時
(
もと
)
の願い
立
(
たて
)
とお
触出
(
ふれだ
)
しのお書付に違ってるんだ
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何が、
死骸
(
しがい
)
取片づけの山神主が見た、と申すには、獅子が
頭
(
かしら
)
を
逆
(
さかしま
)
にして、その
婦
(
おんな
)
の血を
舐
(
な
)
め舐め、目から涙を流いたというが
触出
(
ふれだ
)
しでな。打続く洪水は、その
婦
(
おんな
)
の
怨
(
うらみ
)
だと、国中の
是沙汰
(
これざた
)
だ。
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
触
常用漢字
中学
部首:⾓
13画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“触”で始まる語句
触
触手
触書
触穢
触角
触込
触覚
触頭
触鬚
触目