角迄かどまで)” の例文
廻らんと桐山きりやまが見世の角迄かどまで來りし時足の爪先つまさきへ引掛る物ありしゆゑ何心なく取上見れば縮緬ちりめん財布さいふなりしかば町内を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其所そこかなかつた宗助そうすけは、まち角迄かどまでて、切手きつてと「敷島しきしま」をおなみせつて、郵便丈いうびんだけはすぐしたが、そのあしまたおなみちもどるのがなんだか不足ふそくだつたので
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)