逃げおくれるのを跳び斬りに切ッて放し、なおも疾風! 引ッさげ刀! ピューッと血糊をすごきながら追って走ると、そのうしろへ
「ウム、さし当って、血止めはギリギリと巻いておいた。だが、おれの手は血糊でヌラヌラしてきたから、貴公、少しの間代ってくれ」
そのさい武者のひとり木寺相模は「おさかなに」と血糊のついた太刀で“つるぎの舞”を舞ったという。何せいすでにお覚悟のていだった。
“血糊”の解説
血糊(ちのり)とは、演劇などの舞台芸術や医療現場で出血表現に用いられる血に似た小道具である。もしくは、接着剤の糊のように粘性をもつ血のことであるが、ここでは小道具を説明する。
日本の歌舞伎などでは、紅色の染料にうどん粉などを入れた血紅・糊紅(のりべに)、卵の殻に小さな穴をあけて血紅を入れた卵紅などが使用された。
白黒映画の時代にはチョコレート・シロップが出血表現に使用された。
1981年の映画『死霊のはらわた』では、コーンスターチ、食用着色料、インスタントコーヒーが使用された。出血表現のために、注射で圧力をかけて噴出させるなども行われる。
(出典:Wikipedia)
日本の歌舞伎などでは、紅色の染料にうどん粉などを入れた血紅・糊紅(のりべに)、卵の殻に小さな穴をあけて血紅を入れた卵紅などが使用された。
白黒映画の時代にはチョコレート・シロップが出血表現に使用された。
1981年の映画『死霊のはらわた』では、コーンスターチ、食用着色料、インスタントコーヒーが使用された。出血表現のために、注射で圧力をかけて噴出させるなども行われる。
(出典:Wikipedia)