“血祭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちまつ50.0%
ちまつり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、いまさらほぞをかんでもいつかない、後陣ごじんには石見守いわみのかみ家中かちゅうがうしろまきをしているといえば、げだしたところで、すぐとつかまって血祭ちまつりになるのは知れている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
侍どもはその生首を番頭のまえに突きつけて、これを見せたらばくどく説明するにも及ぶまい、われわれは攘夷の旗揚げをするもので、その血祭ちまつりに今夜この異人の首をねたのである。
半七捕物帳:40 異人の首 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
声をつらね筆をそろへて一斉いつせいに之を讒謗ざんばう攻撃していはく「軍国多事のげきに乗じて此事をなすづ売国の奸賊をちゆうして征露軍門の血祭ちまつりせざるべからず——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
血祭ちまつり第一号だ。ヤマ族め、思い知ったか。くやしかったらもう一度生きてみろ」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)