“虚威”の読み方と例文
読み方割合
きょい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下等士族の輩(はい)が上士に対して不平を抱(いだ)く由縁(ゆえん)は、専(もっぱ)ら門閥虚威(きょい)の一事に在(あり)て、然(しか)もその門閥家の内にて有力者と称する人物に向(むかっ)て敵対の意を抱(いだ)くことなれども
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
また今の旧下士族が旧上士族に向い、旧時の門閥(もんばつ)虚威(きょい)を咎(とが)めてその停滞(ていたい)を今日に洩(も)らさんとするは、空屋(あきや)の門に立(たち)て案内を乞(こ)うがごとく、蛇(へび)の脱殻(ぬけがら)を見て捕(とら)えんとする者のごとし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
これを制了して共(とも)に与(とも)に日本社会の虚威(きょい)を圧倒せんとするもののごとくにして、藩士のこの学校に帰(き)すると否(いな)とはその自然に任(まか)したりしに、士族の上下に別なく漸(ようや)く学に就(つ)く者多く
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)