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蘭亭
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らんてい
ふりがな文庫
“
蘭亭
(
らんてい
)” の例文
正徳
(
せいとく
)
十五年七峯が
蘭亭
(
らんてい
)
の
古
(
いにしえ
)
のように
修禊
(
しゅうけい
)
の会をした時は、
唐六如
(
とうりくじょ
)
が図をつくり、兼ねて長歌を題した位で、孫氏は単に大富豪だったばっかりでなかったのである。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ながめ
千町
(
せんちょう
)
の
田面
(
たのも
)
のみどりになびく風に凉みてしばらくいきをのぶとぞ聞えし又
物部
(
もののべ
)
の
翁
(
おきな
)
の
牛込
(
うしごめ
)
にいませし頃にやありけん
南郭
(
なんかく
)
春台
(
しゅんだい
)
蘭亭
(
らんてい
)
をはじめとしてこのほとりの十五景を
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「このお
茶
(
ちゃ
)
には、
蘭亭
(
らんてい
)
の
白
(
しろ
)
いらんの
花
(
はな
)
が
入
(
はい
)
っていますよ。」と、
答
(
こた
)
えました。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「このお
茶
(
ちゃ
)
には、
蘭亭
(
らんてい
)
の
白
(
しろ
)
いらんの
花
(
はな
)
が
入
(
はい
)
っています。」といった、この
料理店
(
りょうりてん
)
の
主人
(
しゅじん
)
の
言葉
(
ことば
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。
白
(
しろ
)
い
花
(
はな
)
は、もっと
珍
(
めずら
)
しいものにちがいない。そして、もっと
高価
(
こうか
)
なものにちがいない。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“蘭亭”の解説
蘭亭(らんてい、zh: 兰亭)は中国浙江省紹興市の南西、蘭渚(らんしょ)にあった亭(あずまや)である。東晋の永和9年(353年)、王羲之がこの会稽山の麓の名勝で名士や一族を招いて「曲水の宴」を開き、その模様を書道方面では有名な『蘭亭集序』に書いた。
現在は「蘭亭風景区」になっていて、鵞池の碑、蘭亭の碑、御碑(表に康煕帝の書「蘭亭集序」と、裏に孫の乾隆帝の書「蘭亭即事」が刻印されている)があり、中央部は池となっていて、小川を渡ると博物館がある。
(出典:Wikipedia)
蘭
漢検準1級
部首:⾋
19画
亭
常用漢字
中学
部首:⼇
9画
“蘭”で始まる語句
蘭
蘭麝
蘭丸
蘭燈
蘭奢待
蘭医
蘭方
蘭若
蘭瞼
蘭学