“田面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たのも64.3%
たづら28.6%
たおも7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
意外おもいのほかに暇どりて、日も全く西に沈み、夕月田面たのもに映るころようやくにして帰り着けば。鷲郎わしろうははや門にりて、黄金丸が帰着かえりを待ちわびけん。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
田面たづらの氷もようやくけて、彼岸の種きも始まって、背戸せどの桃もそろそろ笑い出した頃になると、次郎左衛門はそわそわして落ち着かなくなった。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
 田面たおもに水あふれ、林影さかしまに映れり
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)