“落花狼藉”の読み方と例文
読み方割合
らっかろうぜき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現場の落花狼藉らっかろうぜきは、ここに記すに忍びない。その代り検視の係官が、電話口で本庁へ報告をしているのを、横から聴いていよう。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ゆかは暖炉だんろぬくまりにて解けたる、靴の雪にぬれたれば、あたりの人々、かれ笑ひ、これののしるひまに、落花狼藉らっかろうぜき、なごりなく泥土にゆだねたり。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
下っ引の持っていた御用の提灯が二つ、窓から人間と一緒に飛込むと、中はまさに落花狼藉らっかろうぜきの有様です。