“らっかろうぜき”の漢字の書き方と例文
語句割合
落花狼藉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と正三君はあやまりながらきおこした。照彦てるひこ様は刺繍台ししゅうだいをつぶしたことに気がつくと、正三君を突きのけて逃げていった。ご丹精たんせい芙蓉ふよう落花狼藉らっかろうぜきになっている。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ツルリと足をとられて倒れた弥生へ、半狂乱の豆太郎がけもののごとく躍りかかって——落花狼藉らっかろうぜき……。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その痛さ加減というものは実に全身にみ渡ったです。そうすると娘が泣き出す。女房が泣き出す。一人の男がそれを押えるという始末で実に落花狼藉らっかろうぜきという有様に立ち至った。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)