“草根木皮”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
そうこんもくひ50.0%
さうこんぼくひ16.7%
さうこんもくひ16.7%
そうこんぼくひ16.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このちゃらっぽこが果して勘次の推測どおり、唐の草根木皮そうこんもくひの一種を意味していたものか、あるいはたんに卑俗な発音語に過ぎなかったものか、そこらは彦兵衛自身もしかとはきめていないようだった。
「西洋の薬はそうしたものだよ。局部的なんだからね。利くには利くんだが、何かの反応が外へ禍する。いわゆる全科的じゃないんだね。だから僕は草根木皮そうこんもくひ主義だ。漢法の方が東洋人には適しているよ。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
御岳おんたけへ薬草採りにまいったが、どうも、ほしいものがあまりなくてな……。だがまた、意外なもうけ物もいたしたよ。これ」と合財袋の口をのぞかせて、採集してきた草根木皮そうこんもくひを一つかみつかんで見せていたが、その時、ふと店先を過ぎてゆく旅人の姿に目を追って、
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「馬鹿! おれは醫者の樣な草根木皮さうこんぼくひで左右出來る人間ぢやア無い。」
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
藥草園と藥屋と、本道を兼ねた不思議な家、古めかしいはりには一杯に草根木皮さうこんもくひの袋をブラさげ、壁際に幾つかの百味箪笥ひやくみだんす馥郁ふくいくたる間を拔けて、大唐紙を二度ほど開けると
国学者の斎藤彦麿さいとうひこまろ翁はその著「神代余波」のうちに、盛んに蒲焼の美味を説いて、「一天四海に比類あるべからず」と云い、「われ六、七歳のころより好みくひて、八十歳まで無病なるはこの霊薬の効験にして、草根木皮そうこんぼくひのおよぶ所にあらず」とも云っている。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)