“百味箪笥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひゃくみだんす66.7%
ひやくみだんす33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ座敷の隅にある百味箪笥ひゃくみだんす——今は薬ばかりでなく、いろいろの品の入れてあるその箪笥から、古い袋を取出して、もう薬研やげんにかけて調合はしてあるのですから、ただ量だけを計って
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
まてよ、いま、天性備えつけの百味箪笥ひゃくみだんすを調べてお目にかけるから——
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
古めかしいはりには一杯に草根木皮さうこんもくひの袋をブラさげ、壁際に幾つかの百味箪笥ひやくみだんす馥郁ふくいくたる間を拔けて、大唐紙を二度ほど開けると、南向きの八疊、眞ん中に床を敷いて