“そうこんもくひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
草根木皮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐の草根木皮そうこんもくひの一種を意味していたものか、あるいはたんに卑俗な発音語に過ぎなかったものか、そこらは彦兵衛自身もしかとはきめていないようだった。
採集してきた草根木皮そうこんもくひを一つかみつかんで見せていたが、その時、ふと店先を過ぎてゆく旅人の姿に目を追って
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「西洋の薬はそうしたものだよ。局部的なんだからね。利くには利くんだが、何かの反応が外へ禍する。いわゆる全科的じゃないんだね。だから僕は草根木皮そうこんもくひ主義だ。漢法の方が東洋人には適しているよ。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)