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色代
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しきたい
ふりがな文庫
“
色代
(
しきたい
)” の例文
「信孝様さえ、下馬して
色代
(
しきたい
)
されたのに、駕籠のままで通るとは
不遜
(
ふそん
)
極まるやつだ。——猿めが、もう天下でも取ったように心得おるか」
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、でっぷり肥ったる大きな身体を引包む
緞子
(
どんす
)
の
袴
(
はかま
)
肩衣
(
かたぎぬ
)
、威儀堂々たる身を伏せて深々と
色代
(
しきたい
)
すれば、其の命拒みがたくて丹下も是非無く、訳は分らぬながら身を平め
頭
(
かしら
)
を下げた。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
優しい
色代
(
しきたい
)
をした呉羽之介が、名乗ろうとするのを片里はおさえて
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
巻絹十
疋
(
ぴき
)
、砂金一
嚢
(
のう
)
、酒一
荷
(
か
)
、大鯛一台などの品々を供に
担
(
にな
)
わせて、そのお使者は、
女輿
(
おんなごし
)
を中門で降り、
色代
(
しきたい
)
うやうやしげに——若殿さま御婚礼のお祝いに
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼の
輿
(
こし
)
は、ほどなく
佐女牛
(
さめうし
)
の宏壮な邸内へ入っていた。師直は、みずみずと打水された
前栽
(
せんざい
)
を見、家臣一同の
色代
(
しきたい
)
(出迎え)をうけ、のっしのっしと、奥殿へ通って行った。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「たれとも久しぶりよ。しかしここでは、いちいちの
色代
(
しきたい
)
に
会釈
(
えしゃく
)
もならぬ。
後
(
あと
)
で、後で」
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
左右から、こう
色代
(
しきたい
)
しているまに、信長は、拭き磨いてある廻廊を、つつつと足を早め
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さっそく、一色刑部が郷党を代表して、馬前の
色代
(
しきたい
)
(あいさつ)を高氏のまえにした。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“色”で始まる語句
色
色彩
色々
色沢
色合
色紙
色艶
色褪
色気
色香