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良民
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りょうみん
ふりがな文庫
“
良民
(
りょうみん
)” の例文
されば、その主人が好意上から、或いはその他の理由から、
奴婢
(
ぬひ
)
を
上
(
のぼ
)
せて
家人
(
けにん
)
となし、或いは
家人
(
けにん
)
・
奴婢
(
ぬひ
)
を解放して
良民
(
りょうみん
)
となすことが出来ます。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
裏町で一番広大で
威張
(
いば
)
っている某
富豪
(
ふごう
)
の家の
普請
(
ふしん
)
に運ぶ
土砂
(
どしゃ
)
のトラックの
蹂躙
(
じゅうりん
)
の
為
(
た
)
めに荒された道路だ、——
良民
(
りょうみん
)
の為めに——の
憤
(
いきどお
)
りも幾度か覚えた。だが、恩恵もあるのだ。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「きさまたちのいい
分
(
ぶん
)
は
腑
(
ふ
)
におちぬ。秀吉ほどな人物がさような
沙汰
(
さた
)
をするはずがない。アアわかった、
主
(
しゅ
)
もなし
能
(
のう
)
もなしに、かようなことをして、
良民
(
りょうみん
)
をくるしめ歩く
野武士
(
のぶし
)
だなッ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と先生は奥さんまで職業婦人の
所為
(
せい
)
か無職を
良民
(
りょうみん
)
と思っていない。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“良民”の意味
《名詞》
善良な一般住民。
律令制で、公課を負担する身分。公民。良人。
(出典:Wiktionary)
良
常用漢字
小4
部首:⾉
7画
民
常用漢字
小4
部首:⽒
5画
“良”で始まる語句
良人
良
良心
良夜
良久
良家
良夫
良寛
良清
良否