トップ
>
興廢
>
こうはい
ふりがな文庫
“
興廢
(
こうはい
)” の例文
新字:
興廃
晝
(
ひる
)
は
終日
(
ひねもす
)
兵術
(
へいじゆつ
)
を
修
(
しう
)
し、
夜
(
よる
)
は
燈下
(
とうか
)
に
先哲
(
せんてつ
)
を
師
(
し
)
として、
治亂
(
ちらん
)
興廢
(
こうはい
)
の
理
(
り
)
を
講
(
かう
)
ずるなど、
頗
(
すこぶ
)
る
古
(
いにしへ
)
の
賢主
(
けんしゆ
)
の
風
(
ふう
)
あり。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
耻を申さねば判らぬが、三日前、當江戸上屋敷に、
不測
(
ふそく
)
の大事が起り、拙者と大垣殿は既に腹まで掻切らうといたしたが、一藩の
興廢
(
こうはい
)
に
拘
(
かゝ
)
はる大事、一人や二人腹を切つて濟むことではない。
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
周三は
奈何
(
いか
)
なる場合にも「自己」を忘れなかツた。そして何處までも自己の權利を
主張
(
しゆちやう
)
して、家または
家族
(
かぞく
)
に就いて少しも考へなかツた。無論家の
興廢
(
こうはい
)
などゝいふことは
頭
(
てん
)
で
眼中
(
がんちゆう
)
に置いてゐなかた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
興
常用漢字
小5
部首:⾅
16画
廢
部首:⼴
15画
“興”で始まる語句
興
興味
興奮
興津
興行
興醒
興安嶺
興覚
興趣
興録