自暴自棄やけ)” の例文
自暴自棄やけになってるからあぶないんだ! 乱入して来るぜ! 思慮分別なく! ……美作も兵馬もまじっているのだ!」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
期待きたいしてあるものにはかうばられたやう絶望ぜつばうとが混淆こんかう紛糾ふんきうした自暴自棄やけ態度たいどもつておつぎをめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
元はと言へば気ばかり有つて、体が自由にならぬから、それで彼様あん自暴自棄やけな真似をるのであるのに……と心から同情をへうさずには居られなかつたといふ事だ。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
ひとつにはどうで他人ひとにもられるのだからといふ自暴自棄やけ理窟りくつこゝろのうちに捏造ねつざうされるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)