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腫
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ば
ふりがな文庫
“
腫
(
ば
)” の例文
体を動かしてみると、背中全部が熱を持ち、腰のあたりは特に地
腫
(
ば
)
れをしているような圧迫感があった。
狂い凧
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
まえに
寄
(
よ
)
ってくると、
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
、
煙草
(
たばこ
)
色のウブ毛がいっぱい
生
(
は
)
えている大きなてのひらで、竹童の
横顔
(
よこがお
)
を、みみず
腫
(
ば
)
れに腫れあがるほど、三つ四つ打ちつづけた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
顔には幾筋もみみず
腫
(
ば
)
れができていたし、髪の毛の薄い頭には
瘤
(
こぶ
)
がふくれていた。彼は船宿「吉井」へいって道具を借りて来ると、店台をべりべり引き
剥
(
は
)
がしにかかった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
ひどく
膨
(
は
)
れて水
腫
(
ば
)
れになる由(壺井さんのマアちゃんが、何かの試験で腕が膨れて痛くて動かせないと云っていたのは、このことでした。)赤沈(赤血球の
沈澱
(
ちんでん
)
によって見る)は三〇。
獄中への手紙:05 一九三八年(昭和十三年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
そして、急に左の腕をまくり、太いみゝず
腫
(
ば
)
れの縦に長い
傷痕
(
きずあと
)
をみせて
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
▼ もっと見る
街城
(
がいじょう
)
の門から追われると、四県を所払いされ、再び都の土は踏めない。高は、あちこちミミズ
腫
(
ば
)
れになった肌を撫でながら、いまいましげに、王昇の姿を振りむいた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
顔には幾筋もみみず
腫
(
ば
)
れができていたし、髪の毛の薄い頭には
瘤
(
こぶ
)
がふくれていた。彼は船宿「吉井」へいって道具を借りて来ると、店台をべりべり引き
剥
(
は
)
がしにかかった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
腫
常用漢字
中学
部首:⾁
13画
“腫”を含む語句
水腫
腫物
浮腫
腫脹
蚯蚓腫
泣腫
腫瘍
腫上
地腫
腫起
肉腫
脬腫
癌腫
腫瘤
肺気腫
青腫
腫眶
糜爛性腫瘍
腫瞼
下腫
...