“脬腫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はれもの50.0%
おでき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死を観念させられてゐる弟の前で、一寸した脬腫はれもののことなぞ持出したことはと、そんな気持もするのであつた。
亡弟 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
医者が来ると、母を出して、私は弟の部屋から引込むのであつたが、或る日私は、自分の耳の下の二分ばかり小高くなつた脬腫はれものを診察して貰はうと思つたので、弟の寝てゐる部屋に出て行つた。
亡弟 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
その脬腫おできは、と医者は席を
亡弟 (新字旧仮名) / 中原中也(著)