トップ
>
背中
>
せな
ふりがな文庫
“
背中
(
せな
)” の例文
まち人恋ふる
鼠
(
ねづみ
)
なき格子の
咒文
(
じゆもん
)
、別れの
背中
(
せな
)
に手加減の
秘密
(
おく
)
まで、唯おもしろく聞なされて、
廓
(
くるわ
)
ことばを町にいふまで去りとは
耻
(
はづ
)
かしからず思へるも
哀
(
あはれ
)
なり、年はやうやう数への十四
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今日此頃
(
けふこのごろ
)
の
全盛
(
ぜんせい
)
に
父母
(
ふぼ
)
への
孝養
(
こうよう
)
うらやましく、お
職
(
しよく
)
を
徹
(
とほ
)
す
姉
(
あね
)
が
身
(
み
)
の、
憂
(
う
)
いの
愁
(
つ
)
らいの
數
(
かず
)
も
知
(
し
)
らねば、まち
人
(
びと
)
戀
(
こ
)
ふる
鼠
(
ねづみ
)
なき
格子
(
かうし
)
の
呪文
(
じゆもん
)
、
別
(
わか
)
れの
背中
(
せな
)
に
手加减
(
てかげん
)
の
秘密
(
おく
)
まで、
唯
(
たゞ
)
おもしろく
聞
(
きゝ
)
なされて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
身内や痛からん筒袖の処々引さかれて背中も腰も砂まぶれ、止めるにも止めかねて勢ひの
悽
(
すさ
)
まじさに唯おどおどと気を
呑
(
の
)
まれし、筆やの女房走り寄りて抱きおこし、
背中
(
せな
)
をなで砂を払ひ、
堪忍
(
かんにん
)
をし
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“背中”の解説
背中(せなか、en: back)とは、背の中央。
人間(ヒト)の背の中央あたり。頸部の下あたりから胴のくびれあたりまで。動物の体の地面に面している側(腹)の反対側を「背」と言うが、その面の中央あたり。
(出典:Wikipedia)
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“背中”で始まる語句
背中当
背中合
背中打
背中中
背中越