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老
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としより
ふりがな文庫
“
老
(
としより
)” の例文
老
(
としより
)
夫婦は声も節も昔のごとしと
賛
(
ほ
)
め、年若き四人は噂に
違
(
たが
)
わざりけりと聴きほれぬ。源叔父は七人の客わが舟にあるを忘れはてたり。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
七十の
老
(
としより
)
が、往復六里。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
残り五人は浦人なり、後れて乗りこみし若者二人のほかの
三人
(
みたり
)
は
老
(
としより
)
夫婦と
連
(
つれ
)
の
小児
(
こども
)
なり。人々は町のことのみ語りあえり。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「われもよくは知らず、十六七とかいえり。
生
(
うみ
)
の母ならで
定
(
さだか
)
に知るものあらんや、哀れとおぼさずや」翁は
老
(
としより
)
夫婦が連れし
七歳
(
ななつ
)
ばかりの孫とも思わるる
児
(
こ
)
を見かえりつついえり。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“老”の意味
《名詞》
(ロウ) 年をとること。また、年寄り。
(ロウ) 律令制で、61歳から65歳までの者の呼称。老丁。
《代名詞》
(ロウ) (古)老人が自分のことを卑下していう語。
(出典:Wiktionary)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
“老”を含む語句
老爺
老婆
老女
老母
老人
老媼
長老
老父
老夫
老翁
老嬢
老嫗
年老
老耄
老僕
老妻
老婢
老婦
老年
老酒
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