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継
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まゝ
ふりがな文庫
“
継
(
まゝ
)” の例文
旧字:
繼
昨日は今度
開
(
あ
)
く歌舞伎座の茶屋の二階で、「
継
(
まゝ
)
しき
仲
(
なか
)
」の本読みがあつたのだが、そこで彼の振られた役と云ふのは、たゞ「虎」の一役だつた。人の名ではない。
虎
(新字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
「別にやつてもゐないが、ざつとこんなもんだ。無資本の工場といふ格さ。現代の
継
(
まゝ
)
つ
子
(
こ
)
とは如何なるものか、まあ、参考に見てくれ。君は、今日は、午前だけかい?」
双面神
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
気も絶え
入
(
いら
)
んほどに
愕
(
おどろ
)
き惑ひしが、走り還りて泣き叫びつゝ、近隣の人を
呼
(
よび
)
ければ、漸く其筋の人も来りて死躰の始末は終りしが、殺せし人の
継
(
まゝ
)
しき中にもあらぬ母の身にてありながら
鬼心非鬼心:(実聞)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
児童
(
こども
)
の
間
(
なか
)
の遊びにも片親無きは肩
窄
(
すぼ
)
る其の憂き思を
四歳
(
よつ
)
より為せ、
六歳
(
むつ
)
といふには
継
(
まゝ
)
しき親を頭に戴く悲みを為せ、雲の蒸す夏、雪の散る冬、暑さも寒さも問ひ尋ねず、山に花ある春の曙
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
継
常用漢字
中学
部首:⽷
13画
“継”を含む語句
継母
後継
継子
後継者
継娘
継足
継児
継続
矢継早
継目
継嗣
継布
継合
中継
継立
継橋
跡継
継紹
引継
継上下
...