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結跏
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けつか
ふりがな文庫
“
結跏
(
けつか
)” の例文
此
(
この
)
矮小
(
わいせう
)
な
若僧
(
じやくそう
)
は、まだ
出家
(
しゆつけ
)
をしない
前
(
まへ
)
、たゞの
俗人
(
ぞくじん
)
として
此所
(
こゝ
)
へ
修業
(
しゆげふ
)
に
來
(
き
)
た
時
(
とき
)
、
七日
(
なのか
)
の
間
(
あひだ
)
結跏
(
けつか
)
したぎり
少
(
すこ
)
しも
動
(
うご
)
かなかつたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
平生
(
へいぜい
)
跛
(
ちんば
)
で
充分
(
じゆうぶん
)
に
足
(
あし
)
を
組
(
く
)
む
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
ないのを
憤
(
いきどほ
)
つて、
死
(
し
)
ぬ
間際
(
まぎは
)
に、
今日
(
けふ
)
こそ
己
(
おれ
)
の
意
(
い
)
の
如
(
ごと
)
くにして
見
(
み
)
せると
云
(
い
)
ひながら、
惡
(
わる
)
い
方
(
はう
)
の
足
(
あし
)
を
無理
(
むり
)
に
折
(
を
)
つぺしよつて、
結跏
(
けつか
)
したため
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
跏
漢検1級
部首:⾜
12画
“結跏”で始まる語句
結跏趺坐
結跏趺座