“紅立羽”の読み方と例文
読み方割合
あかたては100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんなその、紅立羽あかたてはだの、小紫こむらさきだの、高原かうげん佳人かじん、おやすくないのにはおよばない、西洋化粧せいやうけしやう化紫ばけむらさき、ござんなれ、白粉おしろいはなありがたい……はや下界げかいげたいから、真先まつさき自動車じどうしやへ。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
博士はかせは、一くるまあとへのこらるゝさうです。紅立羽あかたては烏羽揚羽からすはあげはしろからして、おつにんてふ就中なかんづく、(小紫こむらさき)などといふのが周囲まはりについてゐますから、一寸ちよつとやまからさうにもありませんな。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)