管笛くだぶえ)” の例文
彼方かなたの杉の木には小鳥が来て、令一の吹き鳴らす、管笛くだぶえと合わして鳴いていた。其処へ、老婆が入って来た。
凍える女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
正雄まさおは、そういいながら、ふえつくっていましたが、そのうちに、かわいらしい管笛くだぶえができがりました。
へちまの水 (新字新仮名) / 小川未明(著)
子供こどもが、青竹あおだけって、つくった管笛くだぶえくように、ピイ、ピイ、とりがなくので、ひろい、となり庭先にわさき見下みおろすと、ひよどりが、青木あおきえだにきてあかあらそっているのでした。
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かなしく管笛くだぶえ
管笛 (新字新仮名) / 小川未明(著)