『管笛（くだぶえ）』

お母火を燃すけえ。 そねえに燃さなくても温けえないか。 だって今日は寒いもの。 寒いか、そんだらくべろえ。 明日、また出て薪取ってくるわの そう心配さっしゃんな。 ＊＊＊＊＊＊ お母、燃えたぜ当たらっしゃい。 汝、やかましいそげなもの吹くな …

著者	小川未明
ジャンル	文学 > 日本文学 > 詩歌
初出	「新声」1909（明治42）年1月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約1分（500文字/分）
朗読目安時間	約1分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

汝（われ） 神社（おみや） 俺（おら） 今日（きょう） 薪（たきぎ） 当（あ） 温（あたた） 鳴（な） 聞（き） 管笛（くだぶえ） 笛（ふえ） 燃（も） 火（ひ） 母（かあ） 森（もり） 明日（あす） 悲（かな） 心配（しんぱい） 寒（さむ） 吹（ふ） 取（と） 出（で）