“管笛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くだぶえ66.7%
かんてき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼方かなたの杉の木には小鳥が来て、令一の吹き鳴らす、管笛くだぶえと合わして鳴いていた。其処へ、老婆が入って来た。
凍える女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
正雄まさおは、そういいながら、ふえつくっていましたが、そのうちに、かわいらしい管笛くだぶえができがりました。
へちまの水 (新字新仮名) / 小川未明(著)
耳を傾けて、海表を渡りきた管笛かんてきの音を納得した駒井甚三郎は
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
歌絃かげん管笛かんてきは水に響き、雲も答えるばかりだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)