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端
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ば
ふりがな文庫
“
端
(
ば
)” の例文
「ははは。
火放
(
ひつ
)
け
人
(
びと
)
が、火に追われて、
逃
(
に
)
げ
端
(
ば
)
を失うているような。……そのような老師を、正季もまた、何でお訪ねして行ったのか」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ただ
立
(
た
)
チ
端
(
ば
)
が無いまで
困
(
こう
)
じきって、御余裕のある御挨拶を得たさの余りに申しました。今一応あらためて真実心を以て御願い致しまする。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
私の眼があやまりでなくば、ラオチャンドは遂に、冷い理性の捕り児となった事を、行為の
端
(
は
)
し
端
(
ば
)
しに表した。
ラ氏の笛
(新字新仮名)
/
松永延造
(著)
いつか見えない
端
(
は
)
し
端
(
ば
)
しから明るんで、地は地の色を草は草自身の色をとり戻すように、彼女の周囲のあらゆる事物は、まったく「いつの間にか」彼等自身の色と形とをもって
地は饒なり
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
タッタ今まで勝負に勝っていた源吉は、ドタン
端
(
ば
)
で、深沢に、血の復讐を受けたのだ。
鉄路
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“端”を含む語句
端折
尖端
尻端折
片端
出端
端緒
一端
端正
山端
縁端
端然
端艇
突端
上端
町端
切端
川端
下端
端々
発端
...