“立状”の読み方と例文
読み方割合
たちざま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りやくしてまをすのですが、其處そこ案内あんないもなく、づか/\とはひつてて、立状たちざま一寸ちよつとわたし尻目しりめにかけて、ひだりについた一にんがあります——山伏やまぶしか、隱者いんじやか、とおも風采ふうさいで、ものの鷹揚おうやう
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
立状たちざまにちょっと私を尻目にかけて、炉の左の座についた一にんがあります——山伏か、隠者か、と思う風采ふうさいで、ものの鷹揚おうような、悪く言えば傲慢ごうまんな、下手がに描いた、奥州めぐりの水戸の黄門といった
雪霊記事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)