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積荷
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つみに
ふりがな文庫
“
積荷
(
つみに
)” の例文
父はその頃、程近い海岸の倉庫に雇われて人夫の
積荷
(
つみに
)
下荷
(
おろしに
)
をノートにとる仕事をしていたが、例によって何かと口実をつけては仕事を休んでいた。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
情の港のとまり船、さまざまな甘い、かなしい追憶の
積荷
(
つみに
)
は、三味線をとって、お相手をして、
地
(
じ
)
を
弾
(
ひ
)
いているおしかさんの方にこそ、思いやられることが沢山にある。
大橋須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
最近に
与論島
(
よろんとう
)
出身の某氏に
逢
(
あ
)
ったときに、試みにあの島の寄物の印象を尋ねてみたが、この人の記憶に残っているのは、一度難破船の
積荷
(
つみに
)
の、
木臘
(
もくろう
)
か何かの箱詰が寄ってきたのと
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
尤
(
もっと
)
も
積荷
(
つみに
)
が多いゆえ、
捗
(
はか
)
が
行
(
ゆ
)
きませんから、井生森は船中で一泊して、翌日は
堺
(
さかい
)
から
栗橋
(
くりはし
)
、
古河
(
こが
)
へ着いたのは昼の十二時頃で、古河の
船渡
(
ふなと
)
へ荷を
揚
(
あ
)
げて、
其処
(
そこ
)
に
井上
(
いのうえ
)
と申す
出船宿
(
でふねやど
)
で
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ちょうどいま、あるものは
積荷
(
つみに
)
をし、あるものはいかりをおろそうとしていました。
仲仕
(
なかし
)
や
商人
(
しょうにん
)
が、いそがしそうに走りまわっていました。そこらじゅうが、がやがやしていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
▼ もっと見る
ロミオと一しょに
同
(
おな
)
じ
柩車
(
ひつぎ
)
の
積荷
(
つみに
)
となりをれ!
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
積
常用漢字
小4
部首:⽲
16画
荷
常用漢字
小3
部首:⾋
10画
“積”で始まる語句
積
積重
積込
積雪
積上
積藁
積雲
積悪
積出
積極的