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穂積
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ほづみ
ふりがな文庫
“
穂積
(
ほづみ
)” の例文
旧字:
穗積
暫
(
しばら
)
く何もいうまいということになったが、牧野、
穂積
(
ほづみ
)
両博士が興味をもっているとあり、投書の「
鉄箒
(
てつそう
)
」欄が段々やかましくなっている。
柳原燁子(白蓮)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
その時幕は悠々と、盛んな
喝采
(
かっさい
)
を浴びながら、舞台の前に引かれて行った。
穂積
(
ほづみ
)
中佐はその機会に、ひとり
椅子
(
いす
)
から立ち上ると、会場の外へ歩み去った。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
な巧みそ歌に遊ぶと、早や選りそ
言
(
こと
)
のをかしと。心にぞはじめて満ちて、匂ひ
出
(
づ
)
るその
外
(
ほか
)
ならし。遊びつつ
将
(
は
)
たや忘れよ、そのいのち
命
(
いのち
)
とをせよ、
穂積
(
ほづみ
)
の
忠
(
きよし
)
。
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
この浪人者をどんなにして救済したかといふ問題を提示したのは
穂積
(
ほづみ
)
陳重博士。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
この
穂積
(
ほづみ
)
という家は、
素
(
も
)
と県で三軒と云われた豪家の一つである。
蛇
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
是なども
穂積
(
ほづみ
)
という古い名の変化の
果
(
はて
)
らしく私には想像せられる。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
将軍に従った軍参謀の一人、——
穂積
(
ほづみ
)
中佐
(
ちゅうさ
)
は
鞍
(
くら
)
の上に、
春寒
(
しゅんかん
)
の
曠野
(
こうや
)
を眺めて行った。が、遠い
枯木立
(
かれこだち
)
や、路ばたに倒れた
石敢当
(
せきかんとう
)
も、中佐の眼には映らなかった。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それはどこから
伐
(
き
)
って来たか、
生々
(
なまなま
)
しい実際の葉柳だった。そこに警部らしい
髯
(
ひげ
)
だらけの男が、年の若い巡査をいじめていた。
穂積
(
ほづみ
)
中佐は番附の上へ、不審そうに眼を落した。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
穂
常用漢字
中学
部首:⽲
15画
積
常用漢字
小4
部首:⽲
16画
“穂積”で始まる語句
穂積皇子
穂積朝臣老