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稚
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ちひさ
ふりがな文庫
“
稚
(
ちひさ
)” の例文
稚
(
ちひさ
)
い時から極く穩しい性質で、人に
抗
(
さから
)
ふといふ事が一度もなく、口惜しい時には物蔭に隱れて泣くぐらゐなもの、年頃になつてからは、村で一番老人達の氣に入つてるのが此お定で
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
此奴が仕末におへねえ
娘
(
あま
)
つ
子
(
こ
)
で、
稚
(
ちひさ
)
い頃から、親も兄弟もなく、野原で育つた、丸で
獣
(
けだもの
)
といくらも変らねえと云ふ話で、何でも重右衛門(嫌疑者の名)が
飯綱原
(
いひつなはら
)
で始めて
春情
(
いゝこと
)
を教へたとか
言
(
いふ
)
んで
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
童
(
わつぱ
)
は
猿眼
(
さるまなこ
)
で
稚
(
ちひさ
)
いのを
見
(
み
)
ると
苦笑
(
にがわらひ
)
をして
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
お前は一番
稚
(
ちひさ
)
いのだからと言つて慰めて呉れた。
二筋の血
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
稚
常用漢字
中学
部首:⽲
13画
“稚”を含む語句
幼稚
稚子
稚児
稚兒
稚心
天稚彦
丁稚
稚内
幼稚園
稚顔
稚気
稚児髷
稚氣
丁稚小僧
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稚時
幼稚意
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丁稚奉公
稚児輪
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