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真箇
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ほんとう
ふりがな文庫
“
真箇
(
ほんとう
)” の例文
旧字:
眞箇
人間の頭
位
(
ぐらい
)
は
拳
(
げんこ
)
で
砕
(
くだ
)
くことができると云っている。
何
(
な
)
んだか
山師
(
やまし
)
のようでもあるが、また
真箇
(
ほんとう
)
に
真言
(
しんごん
)
の
行者
(
ぎょうじゃ
)
のようでもある。
仙術修業
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
真箇
(
ほんとう
)
に忘れたとは云わさないぞ、と、宙はまた伯父の心理状態を考えて見た。
倩娘
(新字新仮名)
/
陳玄祐
(著)
「これこそ
真箇
(
ほんとう
)
の婿だ、
女
(
むすめ
)
もまた神だ、沒くなって二十三年も経って、生きた人と
交往
(
こうおう
)
していた」
黄金の枕
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「待て」松山は絹を裂くような声で押えつけて、「細君もよく調べる、よく調べると云うのは、俺の云うことが、
真箇
(
ほんとう
)
にできないから、それでよく調べると云うのだな」
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
退けている人じゃないか、
自個
(
じぶん
)
より議論が偉いといって、妖怪あつかいにするは怪しからん、しかし
真箇
(
ほんとう
)
に怪しいものなら、猟犬を
伴
(
つ
)
れてきて、けしかけたらいいじゃないか
狐と狸
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
翌日になって勘作は、水の男の云ったことを考えてみたがどうも
真箇
(
ほんとう
)
にできない。
ある神主の話
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
毅はこんな者に
真箇
(
ほんとう
)
のことは言われないと思ったのででたらめを言った。
柳毅伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「やっぱり坊さんの云ったことが
真箇
(
ほんとう
)
だったのか、飛んでもない、こんな首を持っていたら、どんな祟りを受けるか判らぬ。せめてこれを体と
同体
(
いっしょ
)
にしてやって、祟りのないようにしてもらおう」
轆轤首
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「あなたが
真箇
(
ほんとう
)
にしないなら、正体を現わしてお目にかけましょう」
老狐の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「旦那様は、
真箇
(
ほんとう
)
に薄情でございますのね」
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「
真箇
(
ほんとう
)
かね」
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
箇
常用漢字
中学
部首:⽵
14画
“真”で始まる語句
真
真似
真面目
真実
真直
真中
真紅
真暗
真赤
真鍮