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『老狐の怪』
ふりがな文庫
『
老狐の怪
(
ろうこのかい
)
』
志玄という僧があったが、戒行の厳しい僧で、法衣も布以外の物は身に著けない。また旅行しても寺などに宿を借らないで、郭外の林の中に寝た。ある時縫州城の東十里の処へ往って墓場へ寝た。ところで、その晩は昼のような月夜で四辺がよく見えた。ふと見ると、 …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
ジャンル
文学 > 中国文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
穢
(
きたな
)
郭外
(
こうがい
)
四辺
(
あたり
)
志玄
(
しげん
)
戒行
(
かいぎょう
)
真箇
(
ほんとう
)
著
(
つ
)
誣
(
し
)
髑髏
(
どくろ
)