相顯あひあらは)” の例文
右は其節そのせつ見知りの人も之れなく御取片付かたづけと相なりしに三次の申立により十兵衞の妻お安なる事相分り彌々長庵の重罪相顯あひあらはれしかば越前守猶長庵を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
仕舞しまひ養父與惣次方へ少しの縁合えんあひを以て居りしに傳吉にめぐり逢ひ同人よりあづかりし金を昌次郎にかたられしこと右金子を取戻せし節昌次郎おむめの不義相顯あひあらはれ村中寄合しせきにて傳吉よりお梅に離縁りえん状を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
共に殺害せつがいし立退候へども天命てんめいのがれ難し庭の飛石とびいしに血のあとこれあり且傳吉衣類のすそにも血の付居候に付此儀相顯あひあらはれ召捕れ右の段領主りやうしゆの役人方へ吟味ぎんみ願ひ候處傳吉隱すこと能はず切害せつがい致し候始末白状に及び候然るに今般こんぱん召出めしいだされ御吟味を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)