トップ
>
相応
>
ふさは
ふりがな文庫
“
相応
(
ふさは
)” の例文
旧字:
相應
紐
(
ひも
)
も、紙鳶に
相応
(
ふさは
)
しい太い
緒
(
いと
)
だし、それが
捲
(
ま
)
かれてある
枠
(
わく
)
も、子供では両手で抱へてゐなければならぬ程、大きな立派なものである。
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
異国に渡りて
碧眼奴
(
あをめだま
)
どもを切り従へむこそ
相応
(
ふさは
)
しけれと思ひ定めつ。渡船の
便宜
(
よすが
)
もがなと心掛け
歩
(
あ
)
りくうち、路用とても無き身のいつしか窮迫の身となりぬ。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
菩提樹神のむかしは知らねど、腕を組み言葉を交へずとも、松心あらば汝も我を友と見よ。僧青松の蔭に睡れば松老僧の頂を摩す、僧と松とは
相応
(
ふさは
)
しゝ。我は汝を捨つるなからん。
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
蹂躙つたといふよりも、踏潰したと言つた方が
相応
(
ふさは
)
しかつたかも知れない。若い男はその一瞬間自分の身体ぢゆうが、女の足の裏で
鯛煎餅
(
たひせんべい
)
のやうに平べつたくなつたやうに思つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
母様いたく喜びたまひて、幸ひ近き今川小路に、
相応
(
ふさは
)
しき家ありしを。これも母様の
店請
(
たなうけ
)
となりて借り受けたまひつ。いづれに我を嫁入らすべき方様に、入らぬものいりかけるでもないと。
葛のうら葉
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
▼ もっと見る
今日の墓参に
相応
(
ふさは
)
しく
徐
(
しづ
)
かにその心を繞つた。
草みち
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
“相応”の解説
相応(そうおう)とは、つり合っていること即ち相応しい(ふさわしい)ことである。ここでは仏教用語の相応について解説する。
(出典:Wikipedia)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
応
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模
相対