“盲女(ごぜ)” の例文
最早(もう)それはいひツこなしとゝめるも云(い)ふも一ト筋道(すぢみち)横町(よこちやう)の方(かた)に植木(うゑき)は多(おほ)しこちへと招(まね)けば走(はし)りよるぬり下駄(げた)の音(おと)カラコロリ琴(こと)ひく盲女(ごぜ)は今(いま)の世(よ)の朝顔(あさがほ)か露(つゆ)のひぬまのあはれ/\粟(あは)の水飴(みづあめ)めしませとゆるく甘(あま)くいふ隣(となり)にあつ焼(やき)の塩(しほ)せんべいかたきを
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)