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盤台
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ばんだい
ふりがな文庫
“
盤台
(
ばんだい
)” の例文
旧字:
盤臺
おばあさんは、それを
聞
(
き
)
くと、つえをつきながら、
立
(
た
)
ち
止
(
ど
)
まりました。そして、
橋
(
はし
)
のそばに、
店
(
みせ
)
を
開
(
ひら
)
いている、
盤台
(
ばんだい
)
の
中
(
なか
)
の
大
(
おお
)
きなこいに
目
(
め
)
を
止
(
と
)
めたのであります。
千代紙の春
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大きな
盤台
(
ばんだい
)
に、ピチピチ
跳
(
はね
)
る、地中海の小魚が、
選
(
よ
)
りどりにしゃくえた。ヒラヒラと
魚躰
(
からだ
)
をひるがえすたびに、さまざまの光りが、青い銀のような水とともにきらめいた。
モルガンお雪
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
と、法印の
盤台
(
ばんだい
)
づらが、闇の中で歪むのだった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
また、
木々
(
きぎ
)
の
影
(
かげ
)
に
映
(
うつ
)
る、
鏡
(
かがみ
)
のような
青々
(
あおあお
)
とした、
池
(
いけ
)
の
故郷
(
こきょう
)
を
恋
(
こい
)
しく
思
(
おも
)
いました。しかし、
盤台
(
ばんだい
)
の
中
(
なか
)
に
捕
(
と
)
らえられていては、もはや、どうすることもできなかったのです。
千代紙の春
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大
(
おお
)
きなこいは、
白
(
しろ
)
い
腹
(
はら
)
を
出
(
だ
)
して、
盤台
(
ばんだい
)
の
中
(
なか
)
で
横
(
よこ
)
になっていました。こいは、よく
肥
(
こ
)
えていました。
千代紙の春
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
盤
常用漢字
中学
部首:⽫
15画
台
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
“盤台”で始まる語句
盤台面