盤台ばんだい)” の例文
旧字:盤臺
おばあさんは、それをくと、つえをつきながら、まりました。そして、はしのそばに、みせひらいている、盤台ばんだいなかおおきなこいにめたのであります。
千代紙の春 (新字新仮名) / 小川未明(著)
大きな盤台ばんだいに、ピチピチはねる、地中海の小魚が、りどりにしゃくえた。ヒラヒラと魚躰からだをひるがえすたびに、さまざまの光りが、青い銀のような水とともにきらめいた。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
と、法印の盤台ばんだいづらが、闇の中で歪むのだった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
また、木々きぎかげうつる、かがみのような青々あおあおとした、いけ故郷こきょうこいしくおもいました。しかし、盤台ばんだいなからえられていては、もはや、どうすることもできなかったのです。
千代紙の春 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おおきなこいは、しろはらして、盤台ばんだいなかよこになっていました。こいは、よくえていました。
千代紙の春 (新字新仮名) / 小川未明(著)